Special対談vol.1 株式会社高木興産高木勝章氏×有限会社原野化学工業所 原野裕 Special対談vol.1 株式会社高木興産高木勝章氏×有限会社原野化学工業所 原野裕

仕入先であるタカキ興産様が、その仕入先となる、大手自動車メーカー等との付き合いの中で、原野化学の工場案内やショールーム【HaLab.】を活用頂きながら、大手自動車メーカーとの関係性を深めるということについて。

有限会社原野化学工業所 原野裕

高木社長、本日はよろしくお願いします。
タカキ興産様と、当社は、20年以上の付き合いになります。
僕の父の代から、大変お世話になっています。

こちらこそ、いつもありがとうございます。原野社長が小さい頃から知ってますよ(笑)
三兄弟の三男で、昔から元気な子でしたね(笑)

株式会社 タカキ興産 高木勝章
有限会社原野化学工業所 原野裕

ありがとうございます、元気が取り柄です(笑)
さて、僕が原野化学に入社して、これで10年以上経ちました。タカキ興産様のお蔭で、今も元気に仕事をさせて頂いております。
さて、本日はタカキ興産様と当社の取組についてお話をさせて頂ければと存じます。
従来より、大手自動車製造メーカー様から排出される、プラスチックのスクラップを粉砕していただいた上で、粉砕物を、当社に納入していただいております。

株式会社 タカキ興産 会社写真

そうですね。当社は、大手自動車メーカーの産業廃棄物を引き受けさせていただいています。
様々なプラスチックが出てきますが、その中で、ポリプロピレンについては、選別、粉砕をして原野化学に納入しています。この仕分けに関わる部分が我々の腕の見せ所で、様々な種類を現場で、目視選別、プラスチックの特性による判断など、現場の職人さん達が常に、目利きの技術を磨きながら取り組んでいます。ときには、成型メーカーと一緒に、工場での選別のルール作りも行っています。

株式会社 タカキ興産 高木勝章
有限会社原野化学工業所 原野裕

いつも安定した品質と量を供給していただいて感謝しています。
昨今は、リサイクルに関しての意識が、企業でも世間でも大きなテーマになっていると感じますが、タカキ興産様の繋がりの中ではいかがでしょうか?

そうですね。
我々が取引している会社は、大手が多く、カーボンニュートラルや、サーキュラーエコノミーという言葉をよく聞くようになりました。
産業廃棄物をあまり出さずに、できるものはリサイクルして、それを活用する方向に向いていますね。特に言われているのは、car to car と言って、自動車製造メーカーから発生するプラスチックスクラップを、ペレット化したうえで、再度自動車製造メーカーにて使用する流れも今後加速すると思います。

株式会社 タカキ興産 高木勝章
有限会社原野化学工業所 原野裕

まさに地域内循環で、我々の出番ですね(笑)
同エリアの中で、タカキ興産様による選別、粉砕その後に当社で、ブレンド、ペレット化を経て自動車製造メーカーに戻していく。この流れの可能性を感じますね。

そうですね。最近は原野化学さんの新しくできたショールーム【HaLab.】に、大手自動車メーカーの各部門の担当者と一緒に伺わせて頂いております。
リサイクルに関しては、ブラックボックスというか、あまり理解されていない部分もあるので、実際に現場を見ていただくこと、【HaLab.】で原野社長に説明頂くことで、リサイクルの仕組みを理解していただいていますね。

株式会社 タカキ興産 高木勝章
有限会社原野化学工業所 原野裕

ありがとうございます。まさに、その説明を分かり易くする為にショールームを作っているので、使用していただいて嬉しいです。
僕の想いとしては、【HaLab.】は、繋がる皆様の支店として機能させていきたいと考えています。
なので、タカキ興産蒲郡支店のつもりで、どんどん人を連れてきてください!工場見学はウェルカムです。

【HaLab.】写真

はい、これからもリサイクルの価値向上を共に行っていきましょう!我々の仕事の質を上げていけば地域はどんどん循環を加速させることができて、産業首都と言われている愛知県が、更に持続可能なエリアになっていくと考えています。
当社も環境方針を掲げており、我々のチームワークをさらに磨いていくことで、循環型社会に寄与することができると考えています。

株式会社 タカキ興産 高木勝章
有限会社原野化学工業所 原野裕

その志に強く賛同します。
我々の子どもたちの世代に、このバトンを渡せるように今できることを共に進めていければと考えています。これからもよろしくお願いします。